誰かのために


 

 

「緊急対策支援の額が低い!」とか「世界各国はこうだ!」とかってグラフや表を持ち出して騒ぐ人がいる。

 

たしかに事実、そうかもしれない。

でもそれを嘆いたところで、隣の人の喉の渇きが潤うわけじゃない。

 

 

 

 

僕らが今すぐできること、それは

 

「誰かの暮らしを想像すること」、そして、具体的に動くこと。

 

imagine all the people.

 

 

 

たとえ国がポンコツであっても、あなたがポンコツであるわけじゃない。

 

お金がないと、僕らは幸せになれない?

 

手を尽くそう。

 

 

 

 

給食で食いつないでいる家庭と話したわけじゃない。

白ご飯しか食べてない子に会ったわけじゃない。

 

信頼できる人の話だから信用したし、光なんてなくても前に進めた。

 

 

 

 

僕らは他人を信頼できるし、他人の話を信用できる。

 

「認知革命」によって、ホモサピエンスは生き残ることができた。

見たこともない人を信頼し、他人から聞いた話を信用できる。

 

サピエンス全史に書いてあった。

逆に言えば、他人を信頼できなくなった時、僕らは滅ぶんだと思う。

 

歴史がそれを証明している。

 

 

 

 

imagine all the people.

 

誰かのために。

 

それは、オーナーひとりで奮闘するゲストハウスのシーツを替えることかもしれないし、退屈な顔した子供と遊ぶことかもしれない。

 

すっからかんのライブハウスのフロアを磨き上げることかもしれないし、ドラックストアで働く友達を労うことかもしれない。

 

 

 

民主主義だなんて声高に叫ぶもんじゃない。

僕やあなたが動くこと。

 

自分の1時間なんて、自分で決めればいい。

 

 

 

他人に気をかけてもらえること、声をかけてもらえること。

繋がっていると実感できること、話を聞いてくれること。

 

 

 

それがどれほどの勇気やエネルギーを生むことか。

 

僕が去年42.195㎞を走ることができたのは、話したこともない人からの応援でした。

 

 

 

 

一緒にいこう。

 

僕らはつながっている。