Win-Winから、Fun-Funへ


 

言葉の綾かもしれないけれど、ふと思いました。

 

 

「こうなったらお互い、Win-Winじゃないですか〜!」

みたいな話ありますよね。

 

一石二鳥というか、「お互いに得しますよね」っていう。

 

確かにそういうことはすごく大事だと思うし、経営や経済においてはそうやって大きくなっていくことが良しとされています。

僕ら消費者だって、お得プランだったりセット販売だったりで得してるわけです。

 

 

 

「相互利用」といえばわかりやすいのかもしれない。

 

お互いに利用しあって(決してネガティブなイメージじゃないですよ)、お互いの駒を進めていく。

 

でもここでありがちなのが、「片方の価値が下がったり無くなったりした時にはその関係性が失われてしまう」ことかなと思うんです。

 

 

WinとWinを天秤にかけた時に、ちょうど中立になるから成立するのであって、相互利用の関係である以上は「相手にとっての利用価値を生み続ける」努力をしないと、こちらも対価としての利用価値を受け取ることができません。

 

 

これって結構、激しいなぁと。

 

 

 

タイトルにもある「Fun-Fun」は言ってみれば、「相互支援」。

 

お互いがお互いのファンであるっていうイメージです。

お互いの夢や計画、人間性に共感して魅了されて、応援したくなる。

 

これはもう、応援合戦なわけです。

 

 

こうなってくると、お互いが維持・提供しなくちゃならないのは「利用価値」ではなく、「諦めない心と、輝いた目」です。

 

 

応援したいと思わせる存在であるかってところが大事になってきます。

勝ち負けの話じゃなくなってくるんですよね。

 

 

 

もっと言うと。

 

「負けている」時のほうが「応援シロ」が増えるので、その価値は上がってきます。

相互支援の関係においては、一方がピンチであればあるほどもう一方は応援しがいがあるのです。

 

 

逆に、相互支援の関係を結んでいるのにも関わらず、一方的に勝ち続けていればその関係は解消されてしまうんです。

 

 

満面の笑みでフルスイングして空振りしたのに走り出しちゃう人が愛されます。

 

輝いた目で未来の方向を見すぎて、目の前の小石で転んじゃうような人のことです。

 

 

「阪神タイガースの球団とファンの関係」がわかりやすいかもしれません。

 

 

 

 

相互利用から、相互支援へ。

 

 

「自分の夢は自分で叶える」時代から、「他人の夢を応援し、自分の夢を応援してもらう」時代に変わりつつあります。