あと20年


 

この話、たいがいの人に「いやいや、そんなことないでしょ」と言われるんだけど、僕はわりと信じていて。

 

 

 

20歳の時にふと、「60歳くらいで死ぬやろな〜」って思ったんですよね。

何かあったわけじゃなく、ネガティブでもなく、確信めいてそう思ったんです。

しかも病死。

 

 

 

だから20歳の時、「よし、あと40年か」って覚悟して。

 

 

 

今でこそのほほんとしてますけど、若い時なんかわりとストイックでバタバタ生きてて、親にも「何もそんなに生き急がなくても」って言われるくらい。

 

でも僕の中には「いやいや、あと40年しかないから」っていう思いがずっとあって。

 

 

 

 

そんで今年、40歳。

あいかわらず、「あと20年か」って思ってます。

 

 

 

「人生100年時代」とか世間では言われてますけど、僕はやっぱり自分の感覚のほうを信じてて。

 

もし、60歳以上生きてれば、それはもうボーナスステージくらいの気分です。

 

 

 

 

あと、20年。

5年先が全く見えない時代を生きてて、僕は僕で日々成長してる。

 

 

 

やりたいことや考えはたくさんあるけれど、物事の根底にあるのはやっぱり「納得いかない」っていう気持ち。

 

 

 

「一生懸命を笑え」だって、笑えないから言ってるわけですよね。

 

笑えない一生懸命をたくさん見てきたから、そう思うんです。

 

 

 

感情的に怒ったり、寄り集まって抗議したりするタイプじゃないけど、僕は僕のやり方で、時代を生きていきたい。

 

 

 

きっと60歳になろうが「納得した!」なんてことにはならないんだろうけどね。

 

「納得いかない!と憤った生き方」に納得することはあるのかもしれない。

 

 

 

あと20年です、よろしくお願いします。