「プライミング効果」っていう心理効果があってね。
例えば、赤い絵の具で絵を描いている時に「野菜といえば?」って聞かれたら「トマト!」って答えちゃうみたいなやつです。
人は直前の情報に引っ張られたり、その事柄に紐づいているイメージから連想してしまうっていうのをそういいます。
「連想ゲーム」ってあるじゃないですか。
バナナ!、、黄色!、、レモン!、、酸っぱい!、、梅干し!、、和歌山!、、
これって人によって違うワードが出てくるだろうけれど、そのワードが「連想」されてるわけだから、その人の中では紐づいてるわけです。
もちろんゲームなので、全然違うとアウトー!なんだけど。
ゴリラ!、、お米!、、、、???? みたいな。
だからゲームの場合は「みんながそう思えるワード」で続いていきますよね。
これって、個人に当てはめても面白いなぁと思うんですよ。
うえしば!、、メガネ!、、とか
うえしば!、、リトルカブ!、、みたいに。
ようするに、自分と紐づいている「ワード」があるかどうか。
それも、自分じゃなくって「他の誰か」が連想できるワードかつ、ゲームに参加している全員が納得できるもの。
もちろん、まったく接点のない人は難しいだろうけれど。
例えば、「うえしば」と「レモン」が強烈に結びついてしまえば、「レモンを見る度に、うえしばを連想する」ということが特定の範囲では起こるわけです。
レモンが毎日、僕をコマーシャルしてくれているような状態になるんですね。
もちろん、「特定の範囲の人」にだけなんだけど。
でも、僕がバリバリ活動しなくっても、僕の分身(レモン)が仕事をしてくれるわけです。
日常における接点(接触)が増えるってこういうことなんですよね。
これを、「ザイオンス効果(単純接触効果)」っていいます。
単純接触が増えると人は親近感が増すっていうやつです。
つまり、ある特定の範囲で自分と何かしらの物事を強烈に紐づけてしまえば、あとはその物事から自分が連想されるので接触回数が増えるよってこと。
プライミング効果×ザイオンス効果。
連想×接触です。
もっと言えば、その物事は「日常に溢れている」ほうがいい。
かつ、あまり競合のいないもの。
「メガネ」は競合率多いので、紐づけるには相当の努力が必要ですよね。
かといって、「ノギス」のような日常に普通に登場してこないような物と結びつけても登場する機会は少ないわけです。
「日常的に登場するけれどまだあまりイメージが連想されないもの」を結びつけることができたら、連想ゲームのようにコマーシャルが成立します。
実はこれ、僕が繰り返しやっていることのひとつなんです。
あとは、連想ワードの範囲(属性)と数、結びつきの強さをよく把握しておくこと。
あなたは「うえしば」から何を連想しますか?
また、何を見たときに「うえしば」を連想するでしょうか?