コロナウイルスの影響があちこちに出ていますね。
イベントの自粛や中止、大規模な施設などの閉館とかはわかるんだけれど。
マスクやトイレットペーパーの買い占めや転売、デマ拡散やSNSの炎上を見ているととても疲れます。
どうしても目につく環境にいるのでしょうがないんだけれど、やっぱり何かしらを削ぎ取られるくらいのストレスがかかるんです。
本当はマスクもアルコールもティッシュも、「全員にまんべんなく行き届いている」状態がいちばん平穏で安全でストレスの総量も少ないはずですよね。
たとえば自分が会社に勤めていて、大きな仕事ができる(自分が活躍できたり価値を生み出せる)のは、会社が健全に機能しているからです。
そこにいる全ての社員やメンバーにもれなく富が行き渡っていて、ストレスもなく安全安心が担保される。
そういった環境や背景があってこそ、個人の働きが最大化されると思うんですね。
もしそこで、とある誰かが独占したり利己にはしると環境は歪み、ストレスがかかり、生み出す価値の総量は下がります。
社内で不当な競争が行われているような環境でスケールメリットは生まれません。
スケールメリットを最大化させるには、個々がそのフレームを最適化する働きかけが必要なのです。
「会社」という仕組みがそれを証明していて、それに沿って経済活動をしてきた人がほとんどなはずなのに、ニュースを見るとそれぞれが個人事業のように競い合って奪い合っている。
「会社」も「社会」も、もともとは同じ言葉です。
「社(やしろ)で会う」
つまり、人の集まりです。
村の祭りでひとりひとりが「自分が一番目立とう」なんて思っていたら、一体感なんて生まれないですよね。バラバラになります。
それぞれが「この祭りを盛り上げよう」と協力して譲り合い、思いやるからこそ大きなことができるんだと思うんです。
いま本当に一番足りていないのは、「想像力」だと思う。
Imagine all the people.