ことばは必然。


 

うえしば=本をよく読む人、と言われることが多くなった。

「いま読んでる本」みたいな感じでSNSにアップしたりするから、よりそういうイメージになってるんだろうか。

 

SNSはたとえば、ラーメン食べた時にだけ写真をアップしているとアカウントは当然、ラーメンだらけになる。

いつ?という部分はあまり意識されないので「ラーメンよく食べてる人」になってしまう。

イメージ戦略にはうってつけなんである。

 

 

 

それはそうと、僕はだいたい週に1〜2冊くらい読んでいます。

前に比べると時間がたくさんあるので、朝とか晩とか移動中にもちまちま読み進めて。

 

昔は小説もよく読んでいたけれど、最近はビジネス書・自己啓発・エッセイのようなものが多め。

ネットの記事やアマゾンのおすすめ、本屋をブラブラしたりして良さげな本を物色している。

 

 

特にテーマは決めず、「お、これいいな」と思ったら買う。

内容ももちろん大事なんだけど、装丁や文体、行間、そして何よりも、フィーリング。

 

これはもう勘なんだけど、手に取ってパラパラとめくって、2〜3行読んで決める。

最近はこの直感がよく当たるので、途中で諦めてしまうこともほとんどなくなった。

 

 

買った本は文字通りの山積み。

「読んだ本」と「読んでない本」が無造作に分かれているだけで、あとは適当に置いている。

いずれ本棚に整理しようとは思っているんだけど。

 

 

 

読んでいて、そろそろ読み終わるかなぁという頃に次の本に手を伸ばす。

ようするに「関連本」のような感じで、前に自分が買っていた本の中からごそごそと探し出すんです。

 

たとえばこないだで言うと、「一切なりゆき/樹木希林」→「幸福のレッスン/鴻上尚史」→「イノダアキオさんのコーヒーがおいしい理由/猪田彰郎」→「しごとのきほんくらしのきほん100/松浦弥太郎」というふうに、生き方や暮らし方あたりをうろうろと。

 

 

自分のその時の興味関心に添えるように、たくさん揃えてあるような感じ。

なので、本屋で探すときと、その本の中から探すとき、2回も楽しい時間があるんですよね。

あの時間は本当に大好き。

 

そしてもうひとつ好きな時間は、寝る前に一冊を読み終えて次の本に手を伸ばし、「まえがき」だけをじっくり読んで眠りにつくとき。

 

 

「わぁ、楽しみだな。早く読みたいな。」っていうその時間です。

 

前の本の余韻と次の本への期待感。

 

 

目の前の景色を変えてくれるのはもちろん、自分の行動なんだけれど。

頭の中の景色を変えるそのキッカケは、良本との出会いがあるように思います。

 

 

 

出会いは必然。

穏やかな心で、顔を少し上げて、ほんのちょっとの余裕を持ち合わせていれば。

 

そこにすっと、入ってくることばがあります。