「パンク」というと反抗や反体制のようなイメージを持ちがちだけれど、別にイライラして暴れたり拳を突き上げているわけではない。
この歳になってようやく、うまく言えた気がする。
自分にとって本当に大切なものを守る時、また脅かされそうな事態に陥った時にムクムクと沸き立つその「自分への忠誠心」こそがパンクロックなのだと思う。
自分の美学や哲学に純粋で、忠実で、謙虚であること。
それが故に世間との間に軋轢が生じたり、端から見た時には反抗的だったり抵抗しているようにも見えるんだろう。
だから僕にとっては、甲本ヒロトも、忌野清志郎も、佐藤伸治も、曽我部恵一も、村上春樹も、樹木希林もみんな、「パンクロッカー」なんです。
“Punk” Always on my Mind.