小さい頃なんて、40歳はもう大人だし「自分はこういう人間です」みたいな、漫画でいうところのキャラクター(勉三さんは永遠に浪人生で、三河屋さんはずっと酒屋みたいな)として生きているんだろうなと思っていたんだけれど。
実際に自分がその歳になると、(まぁこれはありがたい話)全然そんなことはなくって、今でも「こんな生き方をしたいなぁ」だとか「こんな大人になりたいなぁ」なんて思っている。
その波は2~3年くらいの周期でやってきて、経験的にこれからその時期に入ると思う。
簡単に、わかりやすい言葉でいうと、「リブランディング」ってやつだ。
ここで気をつけなくちゃいけないのは、「思考は現実化する」ということ。
つまり、本気でしっかり考えないと、変な方向に現実化してしまう。
中途半端な想像は、中途半端な現実を生み出す。
今はまだ準備期間ということにして、日々諸々が片付いたら取り掛かろうと思っている。
そうでもしないと事故が起こる。
慌てずゆっくり、慎重に。
「現実を見ろ」というのは現実を管理している側の都合の良いセリフで、自分の未来を自分で作る場合の合言葉はこうだ。
現実を見て、想像しろ。
それも、細かい線やその質感、筆の先や握るその握力まで。
どれだけ深く、想像できるか。
イメージするということは、自分で自分に教えること。
その景色を見せること。
その景色に自分が頷いて初めて、未来は変わっていく。