最近また、バンドを始めようとしてる。
どういう心境なのか自分でもよくわからないけど、一定の期間で周期的な波のように衝動が襲ってくる。
・単調な毎日に飽きた
・同じ人間関係に飽きた
・何かしら変化を起こしたい
なんかこういうルーレットが自分のなかにあって、この出目が揃えば発動するのだろうか。
とにかく夜中のテンションでせっせとメン募を書き上げて、唐突に投稿した。
ええい!やってまえ!てな具合に。
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余談だけど、僕が若かりし頃はインターネットがなかったので、メン募といえばせっせと紙に書いて楽器屋とかスタジオに貼ってもらうのが筋だった。
今やネット上に「メンバー募集サイト」のようなものがあって、そこに書けば世界中に届くんだけど、ネットがゆえにフォーマットも決まっていてもったいないなぁと思う。
1枚の紙に込める、デザインというか味というか、文字の大きさとかクセとか歪みとか、そういうのも含めて表現されていたんだなー。
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45歳というなんともナイスミドルな年齢になってきて、なんかもう今から何かしらで一点突破できるような人生ではないなーと思う。
もともと器用貧乏だしそれなりにやってきたけど、専門家と呼ばれるような専門性もないし第一人者と呼ばれるには残りの人生が短すぎる。
もうこうなったら、手持ちのカードを組み合わせてリミックスするしかない!ヒップでホップなアナザーエディションだ!ということで手持ちのカードを確認。
・仕事は喫茶店をやってる(家業3代目)
・充実の本棚(蝦夷民芸のやつ)
・バイク乗り(125ccのカスタムカブ)
・工具とかやたらある(作業場もある)
・小説やエッセイ書いたり(日記も書く)
・ZINE作ったり(企画と執筆、編集)
・ギターとドラムやる(昔からずっと)
あらためて見返すとなかなかいいじゃないか。けっこういいキャラしてるぞ。
そんなキャラのおっさんが残りの人生を彩るのって何だろうと考えた時に浮かんだのが、『バンドやろうぜ!』ってことだった。
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「東京スカパラダイスオーケストラ」なんてみてみてよ。
渋いおじさん達が楽しくかっこよくバンドを嗜んでらっしゃる。
妙齢の男が大勢集まって真剣に何かをやるとかっこいいんだよな。
初めてバンドを組んだのは16歳の時だったから、今年で30周年。
途切れたり転々としたりだけどあいかわらずやってんなー。
時々で方向性や音楽性は違うけど、これほど長く続くなんてね。
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「仕事で喫茶をしながら、夜は文章を書いています。ひとりの時間は本を読んで、休みの日は仲間とバンド活動を。たまにはバイクに乗って山に出掛けたり、モノ作りや創作に励んだりもします。」
もうなんか、めちゃくちゃなナイスミドルですね。
あと、湖畔の別荘と賢い中型犬がいればミニクーパーのCMにも出演できそう。
ナイスなバンド、組めたらいいなぁ。