生まれ持った性格なのか、よくよく気をつけていないと「カチッと」まとめたがる。
「遊び」がないというか「余白」がないというか、こだわりが強すぎたり融通が効かなかったりするんですよね。
それが良い方向にいく場合もあるし、それが原因でうまくいかないこともあって。
なので、意識してふらふらしたり、曖昧さを大切にしたり、まいっか言っとけまいっかーしたりしています。
例えば、「なるべく黒色」って思っちゃうと、服もギターもバイクも揃えなきゃ気が済まなくなったり(結果、真っ黒人間が出来あがる)、黒色を探すために時間を費やしたりお金を出したりするわけです。
牛は黒毛和牛、豚は黒豚、ビールは黒ビール、みたいに。
(僕はビール飲めないけどね)
とはいえ、店を運営したり人と関わったりするんだから、その自分にとっての「曖昧さ」が相手にとっての関わりシロだったりするし、物事を前に進めたり、自分にはないものを入れていく場面では「余白」が大切だったりします。
時々、適当すぎるとか、もっとしっかりしろとか言われることもあるんだけど(もちろん愛を持って)、僕としては今くらいのバランスがちょうど良いと思っているし、なんならもう少し崩しても良いんじゃないかとさえ思っていて。
決めなきゃいけないことや押さえどころってあるし、そこはカチッとやってしまって、あとはなるべくふらふらしていたい。
相手のこだわりに寄り添ってあげたり、要所を見定めるような「余裕」が、僕らの暮らしには必要なんだと思う。