こどもの頃はみんな、「わからないこと」にキラキラと目を輝かせて世界を見ていたのに
それがいつの間にか、「わかっていること」にしか目を向けなくなる
「わからないこと」から目を背け、嫌い、なかったことにする
大きな声で手を挙げて「わからない」を追求した教室
自分の世界を探求して入り浸った図書館
もしかしたらここにいるかもって掻き入った茂み
わからないから、面白い
わからないから、前のめり
わからないから、上を見る
僕はやっぱりいつだって、わからないことに一生懸命でいたい
目を輝かせて生きていたい
「あるかどうかはわからない、でも、ないこともわからない」
だったらまだ、わからないじゃないか。