年の始は色々と考える。
去年はああだった、こうだった、今年はどうだ、みたいな。
神社のお参りなんて年始にしかしないんだけど、もうずいぶん長いこと願い事はひとつ。
「みんなの思いが少しでも前に進みますように。(僕を含む)」だ。
もう10年以上そんな感じ。
願いが叶っているのかなんて他の人のことはわからないんだけど、僕についてはなんとなく前に進んでいるような気もするから神様はきっといるんだろう。
そして、みんなの思いも少しづつ前に進んでいるんだろう。
大好きな佐藤伸治は「人生は大げさなものじゃない」と歌っていた。
あいかわらず僕は目をキラキラさせながら「未来はどうなっていくんだろう」と心躍らせているんだけど、見たこともないような景色なんて見たくない。
宝くじなんて当たらなくたっていいし、ドでかいビジネスチャンスなんていらない。
僕は自分が見たい景色を見に行きたい。
思い描く、その景色を見たい。
少しずつでも前に進んでいる、その感触を確かめながら歩いていたい。
山中さわおも歌っている。
「偽りのない世界まで 確かめに行こう。」
うん。