フレーミングライフ


 

お店の改装に伴って、ひさしぶりに(約10年ぶりに)自由な日々を送っています。

 

「自由な」という表現もあまりポジティブな意味合いではなくって、なんだかちょっと物足りないような気持ち。

 

 

 

飲食業というか喫茶というか人と接することが好きな僕にとっては、毎日お店を訪ねてきてくれる人がいたり出来事が重なったり、またそれについて他の人と笑いあったりできるのって、もはや職業や仕事というよりも「日常」に近い感じがするんですよね。

 

>そりゃ、決まった時間に起きたり、毎日同じようなルーティンをこなしたり、場所に縛られたりはするんだろうけれど、それが織りなす毎日というものが僕は好きなんだろう。

 

 

毎日違う場所で、違う人と、違うことをする旅芸人や、分刻みで世界中を駆け巡るビジネスマンに僕はなれないだろうなと思う。

 

 

たまに旅に出るから、気分転換になる。

 

 

 

 

勉強のためにあちこちお店を訪ねたり、その中でじっくり眺めていると、ふつふつと、もじもじと、「早くお店に立ちたいなぁ」ともんもんしてしまう。

 

 

それと同時に、春からはものすごいことになるぞぅ!と意気込む自分もいる。

 

 

 

 

自分を奮い立たせるには長すぎる3ヶ月だけれど、奮い立つ自分を確認できる機会なんてあまりないと思うし、これはこれで貴重な経験かもしれない。

 

 

 

結局、「自由」なんてものは幻想で、とある枠組みの中で自分を表現することが幸せなんじゃないだろうか。

 

 

その「枠組み」というものが自分にフィットしているかどうか、身の丈にあった枠を大切にしながら、自分を最大限に活かしたい。