顧客満足度よりも、店主満足度を。

 

春に向けて喫茶ピーコックは鎖国ならぬ「鎖店」していこうと思っていて、江戸時代に外からの情報を減らしたことでコアな文化や世界観が育ったようにどんどん浮世離れしていこうと思っています。

 

どこもかしこもコモディティ、答えのない時代に正解を求めてSNSを右往左往するのは早々に辞めたし、せっかくそこそこ生きてきたんだから自分の内にあるもので勝負しようと決めました。

 

プロダクトアウト的ともいえるし、アート的ともいえるし、本来の商いだともいえる。

 

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顧客満足度を高めるべく世間様に振り回されて疲弊してる店主より、『俺、これが最高やと思うねん!』とドヤ顔でいきいきしてる店主のほうが良い空気纏ってそうだし、そういう人から買いたいと思う。

 

店のスミからスミまでを全部、自分の色で塗りたくる。

コーヒーを売るんじゃなくて、この場を世間に当てていく。

 

自信満々の店主が、自信満々の店で、自信満々のコーヒーを、自信満々に出す。

 

カフェチェーンがマーケティングに向き合うのと同じくらいの熱量で自問自答を繰り返し、データ分析してる裏で夜な夜なペンを走らせる。

 

店のお客さんからは「雰囲気あるね」とか「ええ趣味しとるね」とかさらっと言われるけど、店の全てについて、世界中の誰よりも考え抜いてるからね。