ダッツ経済


 

喫茶ピーコックのスタッフの間で、ハーゲンダッツのやりとりがたまにあるんですよ。

 

シフト変わってもらった時とか、何か迷惑かけた時とか、ちょっとした気遣いに。

コンビニでサクッと買って差し入れる。

なんかそういうノリがいつしか生まれてるんですよね。

 

 

1ハーゲンダッツ=300円くらいかな。

 

もうこれ、「1dz」としましょう。

 

 

たまに「ホームパック」っていう6個入りみたいなやつの時もあるので、それは「1hdz」ですよね。

 

6dz=1hdz、なわけです。

 

 

で、これ例えば、Aさんがハーゲンダッツ買おうと思って売ってなかった時にしょうがないからBさんに「今度1ダッツ渡すね」って紙を発行したとするじゃないですか。

 

その次の日にBさんがCさんとシフト変わってもらって、じゃあってことでAさんから貰った「1ダッツ券」をCさんに渡したとします。

 

 

そうなると、AさんはCさんに1ダッツ渡すことになるんだけれど、価値の移動という点では問題ないわけです。

 

もし不具合が起こるとなると、AさんとCさんとの関係性くらい。

 

ここに信用や安心がなければこの1ダッツの効果はなくなるんだけれど、逆に言うと「信用や安心」が担保されていれば、自家製通貨は簡単に機能するんですよね。

家庭内で「肩たたき券」が通用するのと同じです。

 

 

ハーゲンダッツ嫌いっていう人あんまりいないような気がするので(味の好みはあるかもしれない)、「1dz」経済はけっこう良いかもしれない。

 

 

あとは、1dz券を貯めに貯め込んで偉そうにする人が出てきたり、100dz束で叩くみたいなバカ騒ぎが起こらないようにしなきゃですけどね。

 

 

 

ほんとに、いつからこうなっちゃったんだろう。

 

アイスクリームみたいに溶けちゃえばいいのに。