若い頃はバンドをしていたので「プロ志向です!」なんて言って活動していたり、ライブハウスで働いている時もたくさんの夢を持った人たちが周りにいたんですね。
そこでよくあるのが「俺らってメジャー向きじゃないねんな」とか言うと、決まって返ってくるのが「そんなことメジャー行ってから言えや」なんです。
その時は「まぁ、そらそうやわな。」と思っていました。
あと、「世の中お金が全てじゃないよ」とか言うと、「そんなこと稼いでから言えや」的なこともよくありますよね。
それもごもっともだと思ってました。
でもね、最近思うんですよ。
大切なのは、それを「言いわけ」にするのか「キッカケ」にするのかで大きく違ってくるんじゃないのかと。
「俺らがメジャーに行けないのは向いてないから」と言いながらズルズルと活動していたって何も変わりません。
「俺らはメジャー向きではないから流通も販売も自前で何とかする」と言い切って行動に移すのは客観的な分析の末の戦略なので、他人がとやかくいうことではないですよね。
本人が真正面からそう言うんだから、個人的な決断なわけです。
「お金が全てじゃない」というのも、何も変えないで変わらずでグダグダ言っても現状は変わりません。
「じゃあ、何なんだ。」というのが重要なわけです。
結局のところ、「賭けることができるか」に尽きます。
大きさとか流行りとか評価とかそういうんじゃなく、自分が決断して賭ける。
「全てを知る」なんて不可能です。
これまでの自分の偏見に、自信を持って賭けることができるか。
自分の目で、物事を見ることです。